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ハロウィンナイトは
終わらない

「ああ、今夜も楽しいパーティーだった。」

路地裏のくたびれたペールのうえでお喋りする黒猫たち。

広場で軽やかにダンスを踊る肌の透けたゴースト。

廃車に腰かけ靴を磨く継ぎ接ぎだらけのフランケンシュタイン。

ここはモンスターや魔女が楽しく暮らす街「ナイトメア・タウン」

暗い空にはいつも赤い月が浮かんでいて、

レンガの街道を歩くと不気味な風音が響きます。

街の外れにある黒い大きな門は不思議な門。

ハロウィンの夜にだけ開かれるこの門は人間の世界へと繋がっています。

「今夜はキャンディがこんなに沢山手に入った♪」

「蜘蛛を落とした時のあのまぬけな表情を見たかい?」

「次のハロウィンはどこへ行こうか」

住人たちは楽しそうに笑いながら門をくぐって、

この街へと戻ってくるのです。

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